平成31年度 ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金

H31 超硬合金製の精密金型部品加工の自動化に取組み生産性向上を実現する

 

概要

車載や電子部品向け超硬合金製の精密金型部品の引き合いが増えているが、現状の生産設備能力では、十分に対応できていない。そこで、新たにCNCセンタレス研削盤を導入することにより生産能力の拡大を実現する。

ボトルネックである一次加工工程の生産能力を拡大し、二次加工工程の加工能力を効果的に引き出すことで生産全体の事業拡大を実現する。

具体的な取り組みとしては

◇新規顧客の開拓
◇一次加工工程にCNCセンタレス研削盤を増設する。
◇誰でも同じ加工時間で、同じ品質で加工が出来る体制をつくる。
◇連続自動運転を実現し、機械稼働率向上に取組む。

これにより、生産性を効率化し、低コスト化を図る。

 

結果

取組課題に取り組み、課題を解決することで、総合的に下記の当初の目標を達成することができた。

①超硬合金製高精度ピンの生産量を現状の約3倍を実現した。事業実施前は1日30個生産していた。これを1日80個~100個に拡大した。

②CNCセンタレス研削加工により高精度ピンの加工精度を幾何公差±0.002mmで安定的に生産することを可能にした。事業実施前の体制において技能者の技術力が原因として発生している加工品質のバラツキを無くした。

 


搬入の様子

 


設置後

 

研削盤のロボットアーム